自治労横浜は、この2月期を嘱託旬間と定め、非常勤嘱託の待遇や労働条件の改善をめざし、取り組みを進めてきました。今回の交渉では、要求項目のすべてついて、ヤマ場に向けて追い上げを図ることとし、折衝・交渉を展開しました。
2月26日(金)の嘱託旬間最終ヤマ場交渉では、すべての要求項目の中から、(1)賃金水準を引き下げさせない、(2)退職者(勤続20年以上)優待制度実施の明文化、の2点を重点に交渉に臨みました。
特に賃金水準に関しては、当局との乖離が大きく焦点になりました。正規職員は4月からの「給与の総合的見直し」で地域手当は引き上げられるものの、給与本体が引き下げられることなどを受け、正規と同様に嘱託職員の賃金水準も引き下げるかどうかをめぐり、大変厳しい中での交渉となりました。
最終的には、賃金引き下げの考え方をはね返し「嘱託員に月々支給している報酬は現行どおりとします」との回答を引き出すとともに、「退職者優待制度」についても新年度からの実施を明文化させて決着し、最終回答として受け取りました。
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