政府の第12次労働災害防止計画は、13年4月から5年間の計画期間です。この計画では「働くことで生命がおびやかされたり、健康が損なわれるようなことは、あってはならない」としています。全ての関係者がこの意識を共有し、安全や健康のためのコストが必要不可欠であることを理解し、それぞれが責任ある行動をとることで、「誰もが安心して健康に働くことができる社会」をつくることめざしています。
労働災害を防止するためには、政府・事業者・労働者がそれぞれの役割を果たすことが重要です。事業者は、労働者の安全と健康を確保する責務を有しています。また、労働者自身も、職場の安全・健康確保に気を配り、事業者の行う安全衛生活動に主体的に参画していくことが必要です。
自治労は6つの重点目標
自治労は毎年7月を「安全衛生月間」と位置づけ、安全で快適な職場環境と労働安全衛生を確立するための取り組みを進めています。
自治労の掲げる取り組み重点目標は、(1)安全衛生委員会が未設置の事業場は、安全衛生委員会を設置、(2)安全衛生委員会の年間計画を作成、(3)全職場の点検・巡回を定期的に実施、(4)職場のあらゆるハラスメントの予防・解決策を実行、(5)メンタルヘルスの相談体制や職場復帰体制の改善策を実施、(6)ストレスチェックを実施。となっています。
長時間労働や過労・ストレスの職場点検
自治労横浜は、重点目標については次の要領に沿い取り組みます。
(1)職場点検・巡視としてチェックリストを配布し、組合員全員での点検作業や討論など行うよう進めます。(2)職場の時間外労働の実態を調査し、長時間労働や過労・ストレスの訴えがある職場の点検を行い、安全衛生委員会で、仕事量・仕事編成・仕事内容の改善について協議できるように進めます。(3)安全衛生集会・学習会・講座などに積極的に参加します。(4)15年12月1日より、ストレスチェックが義務化され、横浜市でも昨年より健康診断と同時に行われています。高ストレス者への面談方法などに問題がないか点検し、職場による高ストレス者の偏りがないか注視していきます。
自治労横浜は以上の重点目標に沿い、安全で安心できる職場づくりをめざして取り組んでいきます。
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