1 主な健康課題
(1) 職員の4人に1人が、「治療または受診が必要」な状況です。有所見率の上位は、「脂質」「循環器(血圧・心電図)」「糖」でありこれらは、循環器疾患など生活習慣に起因する疾病を発症する要因ともなります。
(2) 男性の「肥満」(BMI25以上)の割合が高く、男性職員の4人に1人(27.9%)が「肥満」の状況です。肥満は生活習慣病の発症要因となることから、その解消と、さらに若い時期からの対策が必要です。
(3) 女性の「やせ」の割合が増加傾向を示しています。特に40歳未満の年代の女性に「やせ」が多い状況です。
(4) 運動習慣を持たない割合は、男性の3人に1人、女性の1.8人に1人となっています。特に、女性の30歳代、40歳代では、他の年代に比べ高い傾向にあります。
(5) 朝食の欠食率は年々増加傾向にあり、特に29歳以下の年代で欠食率が高い状況です。一方で、職員の半数以上が「運動・食生活などの生活習慣を改善したい」と回答しています。
(6) 喫煙率は減少傾向にあるものの、国が示す目標値(2022年12%)に比べると依然として高い喫煙率を示しており、男性の4人に1人が喫煙者である状況です。
(7)その他
30日以上の長期休養者は617人(精神疾患316人、身体疾患301人)で、精神疾患は横ばい、身体疾患は増加傾向です。
死亡退職者の主な原因は、「悪性新生物」「心疾患」で生活習慣病に係る疾患が死因の6割を占めています。
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