毎年6月は、全国の自治労の仲間が統一して取り組む「男女平等推進月間」。今年もまた、自治労横浜は、職員の男女比や超過勤務の現状、育休等の取得状況などのデータを明らかにさせるとともに、6月19日当局に20項目の「男女平等社会実現を求める要求書」を提出し、取り組みを進めています。
明らかになったデータによると、まず全体の男女の職員比ですが、昨年度末で女性の比率が19%と毎年確実にアップしています。特に、事務職では、49%とほぼ半々となり、この傾向が続けば近い将来に逆転する可能性が高くなっています。
育児休暇や介護休暇の男女別取得状況をみると、育児休暇では男性の取得者は2010年度から増えていますが、まだまだ女性の1割程であり取得期間も短いのが現状です。
介護休暇については取得しているのが男女共に少数にとどまっています。やはり育休と違い、無給であることが取りにくさにつながっていることが推測されます。
さらに育休・介護休暇等の制度は年々整備されてきましたが、少人数職場やローテーション職場では取得しにくい状況にあります。
またセクハラの相談は年によって件数の増減はありますが、6年間で平均10件となっていますが、パワハラ相談は年々増加し12年度には70件まで増えています。
自治労横浜は、各種制度の使いやすい職場環境の実現、ハラスメントのない職場作りをめざして、十分な人員配置や、研修の充実等を要求していきます。
女性の社会進出が進み、就労率や管理職となる女性も増えています。しかし女性が働きながら子育てや介護をする社会環境はまだまだ十分に整っているとは言えません。引き続き自治労横浜は、豊かな社会の実現、働きやすい職場環境を求め、男女がともに健康でイキイキと働き続けることができる社会実現のため取り組んでいきます。
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