私たちの給与は毎年のように引き下げられています。昨年は、人事委員会からの引き下げ報告はありませんでしたが、地方交付税を盾に、7月から横浜市でも給与減額が実施されました。3月末で給与減額は終了しますが、政府・自民党、人事院は「給与制度の総合的見直し」でさらに公務員給与の削減をねらっています。今春闘は、生活設計、将来設計に直結する課題が集中しています。
主な課題は3点です。
(1)再任用制度、特に賃金水準問題、(2)人事考課制度の運用方法改善、(3)「給与制度の総合的見直し」に反対する取り組み、などです。
(1)再任用制度は、今年4月からの再任用職員は、年金の支給開始年齢が引き上げられ、1年間年金支給がないにも関わらず、フルタイム再任用の運用が決まっているだけです。
短時間勤務再任用職員より、給与月額は増えますが、短時間勤務再任用給与+年金支給の収入より下回ってしまいます。人事委員会に対する賃金水準引き上げの取り組みが重要です。
また、昨年12月、国家公務員の定年の段階的引き上げの三党合意(自民・公明・民主)がされています。16年度までに定年延長が実現できるよう取り組みを強めていかなければなりません。
(2)人事考課制度には、運用方法の改善や、上位特別昇給について偏りのない運用を求めて、取り組みを強化していきます。
(3)「給与制度の総合的見直し」は、地域間配分見直しと世代間配分見直しに大きな問題があり、地方公務員の給与引き下げに直結する課題です。今春闘期に集中的に取り組んでいきます。人事院への要請署名にご協力をお願いします。
自治労横浜は、3月3日から18日まで市内6か所で春闘行政区方面別集会を開き、春闘期の課題と取り組みについて意思統一を図っています。
3月20日市労連決起集会、28日自治労横浜総決起集会など、春闘の取り組みは続きます。自治労横浜に結集して、14春闘に取り組み、給与制度の総合的見直しなど、賃金引き下げをはね返していきましょう。
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