国家公務員の4百万円を超える退職手当の削減について、今臨時国会で改正法案が提出されました。国会で法が改正されると同時に、地方公務員に対しても各地方自治体へ条例見直しに向けた検討を進めるよう通知される見通しです。横浜市でも同様に直面の課題として懸念されます。
しかし、3月7日に発表された人事院の民間企業退職一時金・企業年金と国家公務員の退職手当・共済職域部分の比較調査の、国家公務員の退職手当平均だけ見ても2千7百万円という水準の比較結果が出されていました。これは一昨年度の国家公務員は5級以上(課長補佐以上)の退職者が、全体の88%という結果であり、地方公務員、横浜市とは退職時の水準に大きな違いがあります。
自治労では、国家公務員同様に地方公務員の退職手当の見直しが要請されるような状況になれば、重要な労働条件の変更になることから、産別の取り組みとして総務大臣に宛てた団体署名に取り組みました。さらに自治労横浜では、全職員を対象に、退職手当見直しに対する個人署名に取り組んでいます。
11月12日には、当局に、今後、横浜市でも見直しが必要となった場合、(1)労使協議・労使合意が前提であり、一方的な見直しを行わないこと、(2)国に追従するのではなく、大都市横浜としての状況を踏まえた対応をすること、などの要求書を提出しました。退職手当の大幅な削減は、職員の生涯賃金、生活設計に関わる重大な課題です。署名の取り組みに、職員の皆さんのご協力をお願いします。
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