自治労横浜は3月28日の団体交渉で2012春闘要求書を総務局長に手渡しました。
交渉冒頭、岩沢委員長が次の3点を強く申し入れました。
(1)国家公務員の給与引き下げの「臨時特例法案」の「地方への遮断」。
(2)定年延長課題について、残念ながら、政府内部で「フルタイム再任用の義務化」が基本方針とされました。年金支給開始年齢の段階的引き上げの、根本的解決には定年延長以外にないと考えます。年金と雇用の接続の視点を十分踏まえ、職員が不利益を受けない制度設計を。
(3)「公契約条例」制定に向け、横浜市でも早急な対応と決断を。
提出した春闘要求は「1.賃金の改善並びに賃金決定基準の改善、2.諸手当の改善、3.嘱託職員等の賃金・労働条件の改善について、4.公共サービスの充実と、関連団体等市役所関連労働者の労働条件等の改善について、5.労働時間の短縮について、6.自治体現業職場に関する要求、7.労働基本権の保障について、8.横浜市役所における男女共同参画の推進について、9.仕事と家族的責任の両立支援の推進について、10.病気休暇制度・介護休暇制度等について、11.労働安全について、12.政策・制度の確立、社会保障制度の改善、拡充について」の12項目。高橋書記長が趣旨を説明しました。
今春闘は、民間労組でも、大変厳しい状況です。さらに震災復興財源の確保を目的とした国家公務員給与削減や、高齢期雇用問題、退職手当問題などの動向も今春闘期での課題となっています。
春闘期の取り組みの集約として3月23日に、自治労横浜「春闘勝利」総決起集会を開催して、山積する課題の意思統一をはかりました。集会では引き続き、民間春闘と連携し、当面する多くの課題解決にむけ取り組むことを確認しました。
|