市労連は11月11日賃金確定の山場交渉を行いました。
10月27日の横浜市人事委員会勧告(月例給▲0.76%▲3,033円引き下げ)以降、折衝・交渉を強め、確定期要求及び独自要求の回答が当局から示されました。また前日10日の団体交渉で年末一時金要求に対する当局回答(2.075月(期末1.40月、勤勉0.675月)が示され、職場討議としました。
人事委員会勧告後の交渉で当局の基本的考え方が示されましたが、独自カットや技能の給与水準、現給保障の廃止など懸案課題について当局に言及させなかったことは、この間の取り組みの成果といえます。
今後の取り組みは、独自要求として引き続き交渉する課題の取り組みを強めて行きます。自治労横浜は、人事考課制度の上位昇給の運用問題、特殊勤務手当の復元、定年延長問題等の課題が重要と考えています。
(1)人事考課制度は、制度導入から4年が経過しましたが、上位昇給の対象者でありがなら一度も上位昇給に該当していない職員が多数存在しています。制度導入時に「幅広く偏りのないものとする」と当局が回答した経過を踏まえ4年間の制度運用状況が検証できるデータ開示や運用方法の改善を強く求めます。
(2)特殊勤務手当復元については昨今、災害派遣手当が新設されましたが、復元されていない特勤手当について、交渉経過を踏まえ復元を求めます。
(3)定年延長問題については国家公務員に遅れることなく地方公務員の実態を踏まえて実施させるよう取り組みを進めます。
また、嘱託職員の待遇改善も大きな課題です。嘱託職員の改善に向けて全力で取り組みます。
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