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自治労横浜 かわら版
2010.9.14 No.516
 
1面
 
中田市長から林市長に代わって良かった〜69.6% 良くなかった2.1%
 職場・職員の雰囲気が良くなった〜34.9% 悪くなった 0.4%
  「林市政の一年」…横浜自治研センターが自治労組合員アンケート
 

 横浜自治研センター(鳴海正泰理事長)は、林市政が誕生して一年を迎えるにあたり、7月に自治労横浜組合員を対象に中田前市長との比較を含め職場から見た林市政についてアンケート調査を実施しました。職域・職種・年代等のバランスを考慮し、ランダムに1千人に要請、678人から回答を得ました。

 

アンケート結果は、

1)中田市長から林市長に変わったことの評価について聞いたところ、約7割の人から「良かった」との回答があり、この1年の林市政の評価については54%が「評価する」と答え、その理由では「トップダウンでない現場主義などの職場・職員重視の姿勢」が過半数を占めています。なお30%の人が「まだわからない」と回答しています。

2)合わせて聞いた「中田市政7年の評価」では、「(あまり)良くなかった」が86.4%と圧倒的であり、自由意見欄では「職員への責任の押し付け」、「働きにくい職場を作りだした」「Y150の失敗と無責任な投げ出し辞任」などの意見があふれています。

3)林市政になって職場・職員の雰囲気は変わったかについては、62.3%の人が「変わらない」、34.9%が「(まあまあ)良くなった」とし、「どちらかというと悪くなった」が0.4%という結果でした。

4)「今後林市政に望むこと」では、「働きやすい職場環境・職員体制の確保」が回答の約半数を占め、その次に「生活重視の政策の充実」となっています。

 横浜自治研センターはさらに結果を分析し、政策提言などの取り組みに生かすことにしています。

 
 
公共サービス再構築と労働基本権確立求め
 公務労協・自治労が中央行動
 

 連合の公務公共サービス労働組合協議会(公務労協)は9月8日(水)、国民の安心と安全を確保するための公共サービスの再構築と公務員の労働基本権の確立を求める9.8中央行動を実施しました。また、自治労は前段に「地域主権と労働基本権の確立を求める自治労集会」を開きました。
 公務労協の集会では政権交代から1年、有意義な労使関係の構築を前提に、当面する諸課題に全力をあげることを確認しました。具体的には(1)ILO勧告に基づく労働基本権確立、(2)公共サービスの再構築、(3)補完性の原理に基づく、住民参加の地域主権改革実現、(4)国民生活の安心・安全を脅かす事業の効率化は許さず、職員の雇用と労働条件確保、を確認しました。

 
 
2面
 
2010現業闘争
技能職員の採用再開求め
 署名、方面別集会など取り組み進む
 
 自治労横浜では総力で技能職の採用の再開にむけて取り組んでいます。昨年の現業闘争以降も年末団交や春闘期など、あらゆる場面で技能職の採用を再開するよう申し入れてきました。
 10現業闘争は8月4日団体交渉での要求書提出以降、昨年度回答の採用再開の具体化にむけ、重要な取り組みとなっています。
 具体的な取り組みとしては、直営堅持を求める「団結署名」や9月7日から市内6カ所で行政区方面別集会を開催しています。
 方面別集会では昨年の現業闘争の経過や全国的な賃金水準を取り巻く課題、技能職採用問題をはじめとする今現業闘争の推進を提起し、課題の共有化や意思統一をはかっています。今後の方面別集会は15日(水)戸塚地区:戸塚区地域会議室、16日(木)西部地区:横浜清掃会館、で行われます。
 また、17日(金)には自治労神奈川県本部・現業評議会の「2010現業・公企統一闘争総決起集会および学習会」が開催されます。
 自治労横浜は現業闘争を推進し、引き続き確定期闘争の勝利をめざします。
 
 
一般職員人事異動の状況が公表される
 短すぎる配転は、ベテラン職員を育てない
 
 Y-CANに「平成22年度一般職員人事異動の実施状況」がアップされています。こういった情報をオープンにするのは今回が初めてとのこと。当局としては、オープンにできるものはオープンにし、できるだけ配転の透明性を高めたいとしています。
 自治労横浜としては、昨年12月に配転に関する申し入れを行いましたが、短いサイクルでの配転は、職場のベテラン職員を育てないなど、弊害が大きく、改善するよう再度強く申し入ました。また、本人希望の尊重は、モチベーション向上の上からも重要です。
 今回の公表内容には「配転希望していないのに配転になった」、また「配転希望していたのに残留となった」等のデータが示されていませんが、このようなケースこそ労働組合としては重大な課題だと認識しています。引き続き、配転制度の改善に向けて取り組みを強化していきます。
 
 
強制にわたらないことを申し入れ
 新採用職員危機管理研修
 
 当局から「新採用職員危機管理研修の実施について」提案がありました。この研修は今回が3回目。新採用職員全員が対象で、戸塚の消防訓練センターで実施されます。昨年は宿泊研修を予定していましたが、インフルエンザ対応で日帰り研修となりました。今年も2日間・日帰りの予定です。
 自治労横浜としては、強制にわたらないこと、また仮設トイレ等の実地研修は仕方ないとしても、一般的な講義研修は、来年以降は交通便利な会場で実施することを検討するように、申し入れました。
 
   
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